アクセサリーやお守りとしても人気のあるパワーストーン、その中でも近年「ルチルクォーツ」という石が注目を集めています。
神秘的な色合いを持つパワーストーンですが、石の状態に寄っても値段が変わると言われ、高額なものから安価なものまで購入することが出来ます。
今回は、そんなルチルクォーツについて詳しく調べてみました。
パワーストーンに興味があるという人も、参考にしてみてくださいね。
もくじ
ルチルクォーツとは
ルチルクォーツは美しい見た目と、印象な金色を持つことから金運のお守りとして親しまれているパワーストーンです。
勇気や元気を与え、ポジティブな感情へ導く効果が期待されています。
特にビジネスや仕事の金運アップのお守りとして、プレゼントとしても人気が高まっています。
ルチルクォーツは主にブラジルや、オーストラリアで産出される酸化鉱物です。
名前の由来になったルチルとは、二酸化チタンが「結晶化」し細い針のようになった状態を指します。
ルチル部分が金色の針のように見え、水晶とのコントラストが美しい神秘的な雰囲気のあるストーンです。
ルチルクォーツの効果や相性、浄化方法など
透明な水晶に鮮やかな金色のインクルージョンが美しい「ルチルクォーツ」は、金運に強い石として人気が高いパワーストーンです。 今回はルチルクォーツのもつその他のパワーや特徴についてご紹介します。 もくじ ...
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どんなタイプが希少価値が高いの?
内包物の「ルチル」が混合しているルチルクォーツは、色が無色透明のものが少なく、透明度が高い程希少なストーンと言われ、ネットや販売店で高額で売られているケースが多いです。
その他には、曇りのあるグレーがかったルチルクォーツが販売されています。
どんな違いがあるのか見てみましょう。
ルチルクォーツのそれぞれの特徴 | |
透明度の高いルチルクォーツ | 曇りのあるルチルクォーツ |
ルチルクォーツの中でも数が少なく希少 | ルチル部分がゴールドに輝き目立ちやすい |
価値が低いとされている、グレーがかった曇りがあるルチルクォーツが悪いものというわけではありません。
グレーがかっているストーンの方が、金色の針のように見える「ルチル」部分が目立つので、模様がきれいに見えるというメリットもあります。
他のパワーストーンとの組み合わせることで、良いアクセントにもなりますね。
ルチルクォーツは、ルチル部分が金色のものが基本となっていますが、
中にはレッド・ブラック・シルバーなどの異なる色のルチルが内包されたストーンもあり、大変希少な珍しい種類として高値で取引されています。
一体ルチルクォーツの価格は、どんな基準で決められているのでしょうか。
ルチルクォーツの価格基準とは
値段を左右するルチルクォーツの、基本的な価格基準を見てみましょう。
水晶部分が無色透明の色の場合
・丸玉で大きさが15mm以上あり、「ルチル」と呼ばれる金色の針がたくさん入っている
・12mm、もしくは8mmの多面体カットでルチル(金色の針)がたくさん入っている
上記のような条件が揃ったストーンは、市場でも高価格で売買されることが多いです。
特に15mmの大きさを超えるストーンは珍しく、さらに多面カットされているような形状は出回ることが少ないと言われています。
↑こちらは、当店で扱っている多面体カットのルチルクォーツです。
一方スモークがかったような透明度の低いルチルクォーツも、希少価値が高いものが存在します。
どんな基準があるのか見てみましょう。
水晶の透明度が少ない場合
・スモークがかっていて多面体カットのもの
・丸玉の半透明なもの
・丸玉のスモークがかっているもの
スモークの場合も多面カット、さらに丸のような球体で大きいものは珍しく、限られた販売ルートでしか流通されていないのが現状です。
多面カットや球体の場合は、加工で削られ大きい原石が必要となるため価値も高いと言われています。
多面カットや球体の形状のルチルクォーツは、宝石を取り扱うジュエリー関係のショップや、老舗の店舗など販売ルートがないと入手は困難と言われる程市場には出回りにくいです。
多面カットはルチル部分の輝きがより美しいため、ジュエリーのような輝きを放ちます。
大きさにこだわりがなければ、ネットや通常のパワーストーンを取り扱う店舗でも購入できる場合もあります。
しかし小さくても希少な種類のストーンなので、仕入れが安定しておらず、すぐ購入出来るものではないのもルチルクォーツの特徴と言えるでしょう。
ルチルクォーツを購入する時に気を付けたい注意事項
ルチルクォーツは、その神秘的な見た目とパワーストーンとしての人気も高まり、見た目を似せた人工物や類似品が多く出回っています。
よく見かける、天然のルチルクォーツとして販売されているストーンを調べてみました。
価格が安いものには要注意!人工クォーツとは
パワ―ストーンを使ったブレスレットは、お守りとして男女ともに人気が高いです。
ルチルクォーツを使ったものも多いのですが、天然の鉱物ではないケースも増えています。
天然の鉱物のルチルクォーツと、人工物の違いを見てみましょう。
人工クォーツとは | ||
名称 | 人工アベンチュリン・ガラス | 合成ロッククリスタル |
特徴 | 鉱物ではなくガラスで出来ている | 人工物と天然石を掛け合わせた物 |
違い | 赤い針のようなルチルがある | 透明感があり天然のルチルクォーツと見分けづらい |
特に合成ロッククリスタルは、一部に天然のロッククリスタルを使用しているためストーン独特の光沢があり、見分けがつきづらい人工のルチルクォーツです。
市場価格も高いため、天然のルチルクウォーツと間違え購入してしまうケースも増えています。
人工物の購入を避けるためには、どんな対策をとるのが良いのでしょうか。
高額のルチルクォーツを購入する時は鑑定書付のものを
パワーストーンアイテムとして購入する際は、きちんとした仕入れ先の信頼出来るショップを選ぶことがおすすめです。
お祭りやプチプラ価格で購入出来るパワーストーンは、本物であるという可能性は少ないです。
ファッションアイテムとしてではなく、お守りとして身に付けたい場合は、鑑定書が掲載されているショップを選ぶのが良いでしょう。
また高額のルチルクォーツを購入する場合、鑑定書を付属してもらえる店舗を選ぶことも大切です。
ルチルクォーツは産出量も年々減少しているため、希少性も高いパワーストーンです。
人気もあるため類似品や人工物が出回る機会も増えているので、品質に気を配っている信頼の置ける店舗で鑑定書を発行してもらい、品質を確認してみましょう。
ルチルクォーツが鑑定された場合 |
・ルチルレイラッドクォーツと記載される(名称に注意) |
・色合いや透明度など詳細を確認することが出来る |
さらに鑑定書をもらう時は鑑定書の種類をチェックしておくのがおすすめです。
鑑定書には以下のような違いがあります。
・依頼者、店舗側以外の第三者(機関)が鑑定したもの
・オリジナルの鑑定書(購入店舗)
第三者が鑑定してものは、パワーストーンやジュエリーに詳しい鑑定眼がある、専門家に依頼して鑑定がされたという証明書でもあります。
鑑定料が別途にかかるケースもあり、依頼先でも金額が変わってきます。
購入店舗のオリジナルの場合は、その商品の説明がなされているだけのケースもあるため、購入前に鑑定書の見本などを予め見せてもらうのも良いでしょう。
注意ポイント
ここでは、分かりやすく「鑑定書」と書きましたが、正確には「鑑別書」となります。
まとめ
ルチルクォーツは採掘量が減少しており、年々希少性が高くなっています。
これからもその価値は上がっていく一方だと言われて、価格も高騰しています。
またルチル独特の輝きは、他のパワーストーンにない魅力ですよね。
金運アップのお守りとしても人気が高いので、類似品や人工物の流通も多いのが現状です。
購入する際は価格を重視することも重要ですが、信頼の置ける店舗や鑑定書を付属してくれるサービスのあるショップを選ぶことも大切です。
特に10万円を超えるような高額のルチルクォーツの場合は、第三者に鑑定してもらうことも検討してみましょう。