願いを叶える力を与えてくれる、神秘の石パワーストーン。
そのもたらしてくれる様々な効果は石によって違うので、願いやどんなパワーが欲しいかによってちゃんと対応した石を選ぶことが大事ですね。
しかしパワーストーンというと良い効果をもたらしてくれる効果、もしくは悪いものから守ってくれる効果が多いですが、いわゆる「悪運」をもたらしてくれるようなパワーストーンはあるのでしょうか?
ここではそんな疑問にお答えするために「悪運」をもたらすパワーストーンについて色々とご説明したいと思います。
同時にそんな悪運をどう活用すれば良いのか?についてもお話していきますね。
もくじ
■悪運を呼んでしまうパワーストーンってあるのか?
「悪運」とは別の意味もありますが、多くでは「運が悪い」ことを表します。
つまり悪運を呼ぶパワーストーンというのは、パワーストーンの本来持つ意味とは違って、持ち主に悪いことを引き寄せてしまう石、ということになります。
もっと言ってしまうと、呪いの石、です。
ここで知っている人もいるかと思いますが、呪いの石ならぬ呪いの宝石は現代でも存在しています。
それは「呪われたダイヤモンド」こと「ホープ・ダイヤ」です。
このホープ・ダイヤはマリー・アントワネットが所有していたことでも有名で、持ち主に数々の不幸をもたらすと言われています。
その呪いの力は強く、所有者は不幸な死を必ず迎えると言われるほどです。
現在はこのホープ・ダイヤは、アメリカのスミソニアン博物館に展示されています。
45カラットという大きく透き通るような青い色は、なるほど多くの人々を魅了して破滅に導いてきたような怪しい美しさがあります。
しかしホープ・ダイヤでなくとも、実は悪運を招き寄せてしまうパワーストーンも存在するのです。
そのパワーストーンは、ムーンストーンと呼ばれる石のことです。
次にこのムーンストーンについて、ご説明していきましょう。
■パワーストーン:ムーンストーンについて
まずは一般的に言われる、ムーンストーンについて、どんな石か、どんな効果があるのかを説明しましょう。
ムーンストーンは六月の誕生石でもあり、ブラジルやインド、スリランカなどで採れる石です。
色は乳白色のような優しい色合いをしていますが、虹色や、オレンジのようなピンク色をしたムーンストーンも存在します。
ムーンストーンが司るのはその名前の表すように、月の力です。
月のパワーを秘めた石、として世界中でその神秘的な力が信じられていました。
古代インドでも月が宿る「聖なる石」として崇拝されたと言われています。
ムーンストーンの効果は月の力、主に女性に関係するパワーをもたらしてくれます。
このため生理痛や、不妊症などを改善してくれる力があると言われています。
また精神的な落ち着きをもたらしてくれるとも言われ、精神的に弱まった時に身に付けることで精神安定を図ったり、癒し効果もあるとされています。
また月の力はインスピレーションを高めてくれる効果もある他、永遠の愛を司るとも言われているので恋愛面でも強い力を持ち主にもたらしてくれるでしょう。
さてこのムーンストーンが、どうして悪運を呼びよせてしまうのか?
それについて次に解説していきましょう。
■こうなると悪運を呼んでしまう可能性があるムーンストーン
ムーンストーンの効果は様々ですが、そのどれも素敵なパワーばかりでしたね。
これらはムーンストーンが月の力を受けて、そしてその月の力を持ち主にもたらしてくれるからだと言われています。
なのでムーンストーンは定期的にその力を浄化し、高めるためにも一般的に月が最も力を高める満月の日に、その光をたっぷりと浴びられるようにして上げることが大事です。
しかし、この満月の力が高まる日、これこそがムーンストーンが悪運を呼んでしまう可能性を秘めている理由の一つなのです。
月の力が高まる満月の日は、ムーンストーンのパワーも月のエネルギーを受けて最も高められると言われています。
つまり満月の日は月の力が高まるだけでなく、ムーンストーンの力も高まってしまうのです。
これはただ効果が高まる、というだけではありません。
高まり過ぎた月の力とムーンストーンのエネルギーは、今まで良い効果をもたらしてくれたその力が反転してしまうとも言われているのです。
古来より、月には力があると言われてきました。
それは良い効果ばかりではありません。
そして月は多くのものに多大な影響を与えるものです。
分かりやすいところで言うと海ですね。
あの広大な海の、潮の満ち引きにまで作用するのが月のエネルギーです。
その強すぎる力は時に人々には悪影響を及ぼすと言われています。
つまり強すぎるエネルギーによって、悪運を呼んでしまうということになりますね。
なのでムーンストーンは満月の日には身に付けないようにした方が良いと言われているんです。
■ムーンストーンの悪運は活用できるか?
ではムーンストーンの悪運は活用できるか?と言われると、難しいですができないことはないでしょう。
ムーンストーンの悪運は、時に悪影響を及ぼすとは言え、決して悪い効果をもたらしている訳ではありません。
前述したように、ムーンストーンは満月の日に強すぎる作用をもたらすのであって、悪い効果をもたらすのではないのですね。
大切なのは「ムーンストーンは、悪影響を及ぼすパワーストーン」ではないということ。
それだけは勘違いしないで下さい。
そこでこの満月の日のムーンストーンをどうしたら活用できるか?を考えて見ました。
強すぎるエネルギーが悪影響なのであって、その力を上手に扱うことでより幸運を引き寄せてみようという考えです。
では満月の日のムーンストーンが引き寄せてしまう悪運を活用するための方法をお教えしましょう。
■ムーンストーンが引き寄せてしまう悪運を活用するための方法
その1・石同士の相性を考える
ムーンストーンを始めとして、パワーストーンには相乗効果をもたらす相性の良い組み合わせがあります。
相性の良い石同士を組み合わせて身に付けることで、よりパワーストーンから得られる効果を高めようということですね。
しかしムーンストーンのエネルギーが高まり過ぎている時にこの組み合わせで更に高めてしまうと、より悪影響を感じてしまう可能性が高まります。
そこでムーンストーンのエネルギーが高まり過ぎている時には、敢えてこの良い組み合わせを避けることで、効果を落ち着ける方法です。
ムーンストーンの相性の良い石は以下の石です。
・マリアライト
・ピンクオパール
・トパーズ
・フローライト
・ブルーカルセドニ
これらの石がムーンストーンの効果を高めるパワーストーンです。
満月の日にはこれらのパワーストーンとの組み合わせは避けて、できるだけムーンストーンのみで利用すると良いでしょう。
その2・直接肌に触れさせない
パワーストーンは身に付けることでそのパワーを取り込むことができます。
それもできるだけパワーストーンが肌に触れるようにして上げると効果が倍増します。
なのでパワーストーンを身に付ける時にはアクセサリーに、それも体の末端部分に触れるようにすると効果的ですね。
なので指輪が一番効果が高まり、次にペンダントやネックレス、ブレスネットやアンクレット、ピアス、ストラップなどになっています。
これを利用して、ムーンストーンの強すぎるエネルギーを活用するのです。
ムーンストーンの効果は強すぎるエネルギーがもたらす悪運、なので満月の日にはムーンストーンを直接肌に触れさせないことで、そのパワーを丁度良く利用してしまおうということですね。
一番良いのはストラップを利用すること。
最近では手に入りやすいお値段でパワーストーンのストラップはたくさんありますから、普段から一つは持っておくのはどうでしょうか?
その3・ここぞという時に身に付ける
直接肌に触れさせない、と同じような方法ですが、こちらはよりピンポイントで活用する方法です。
例えば女性特有の生理痛、それが酷い時にだけ身に付ける。
非常にメンタルが弱まっている日だけ、精神の安定をさせるために身に付ける。
お仕事などでインスピレーションが湧かない時に、身に付けて見る……限定的ではありますが、求めるパワーが枯渇している時こそパワーストーンの出番でもあります。
ムーンストーンに高まった月のエネルギーを注入して貰って、瞬間的なパワーを感じて見るのはどうでしょうか。
これらが悪運が高まってしまうムーンストーンの活用方法です。
敢えて高まったエネルギーを利用して、より良い方向へ自分を導く方法ですね。
ただしやっぱり悪影響が気になる人は、満月の日にはムーンストーンは身につけないようにすると良いでしょう。
パワーストーンは何よりも持ち主の気に影響されますから、高い力が欲しい!という時にだけ活用してみて下さい。